ITDの発足

ITDは、2008年に卒後間もない友人数名で発足した「丸尾会」が前身で、当時は「わからないことをみんなでシェアして勉強しよう」という気軽な気持ちで始めたのがきっかけです。
その後、様々な分野の大学院生をはじめメンバーが増えたため、2011年に現在の“Interdisciplinary Team of Dentistry”と改名しました。
“Interdisciplinary”には「諸学提携の、多分野にまたがる、学際的な」といった意味合いがあります。すなわち、１つの分野に固執するとなく、歯科全体を幅広くカバーし総合力を高めながら、一方で、各自がある分野についての専門性を高めていき、その最新情報を教える立場を目指す、といった目標が込められています。
ITDの理念の一つに「多角的な視点から歯学を捉え、歯科界の発展に貢献すること」があるように、歯科治療における学際的なチームとして、様々な領域において専門分野を極め、その分野の最先端の情報を共有することを目的として活動を続けています。

社会貢献としての活動

ITDには、様々な分野の専門医や研究者が多数在籍しています。例会では各専門領域のエキスパートが最先端の情報を自身の症例や研究を交えてわかりやすく解説し、理念でもある“知の共有（Share of Intelligence）”をしています。
そして歯科のオリンピックと言われる国際歯科医大会登壇することを目指しながら、歯科雑誌での執筆・翻訳なども積極的におこない、“同世代のトップになること（TOP of Generation）”を目指しています。
近年、例会での発表内容が高度化してきたため、歯科界の発展に貢献すべく、2018年からは“ITD BASIC”と称し、歯学部生や研修医から卒後10年目を対象とした基礎的な知識を無料で講義するセミナーも開始しました。

WEBセミナーへの移行

2019年末に中国で端を発した新型コロナウイルスにより、歯科界のみならず多くの業界で2020年の講演・セミナーは中止または延期を余儀なくされている状況です。
我々ITDも例に漏れず、本来は毎月第２土曜日に東京医科歯科大学構内で開催していた例会やBASICを、いちはやくwebセミナーへと移行することを決定いたしました。
例会では様々な分野におけるタイムリーなトピックについて、エキスパート数名による、ディスカッション形式のLIVEセミナーを開催することに決定しました。
しかしながら、例会の後に直接仲間たちと酒杯を交え、歯科について語らうことも、会の醍醐味の一つであります。そこで、年に１回は直接会員同士が触れ合う総会を現在検討していますので、ぜひ楽しみにしてください。

会員の皆様へ

ぜひITDを活用していただき、最先端の情報を取得するだけではなく、自分自身がアウトプット（発表）することにチャレンジしてください。そして仲間と切磋琢磨しながら、同世代のTOPを目指し、歯科界から社会貢献するような人材が輩出されることを、心より期待しています